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2011年1月11日(火) まいりました

まいった・・・まいったなぁ・・・

アルツハイマー型認知症。
今日 母がそう診断されました。

ある程度のことは覚悟していましたが、
どうして、なぜ、そんな思いばかりで
もっと早く病院に連れていけばよかった。
そんな後悔の思いばかりです。

診察室を娘と一緒に先に出た母が、
「どうだったの?」と何度も聞く度に
努めて明るく答える女房。
それでも「どうだったの?」と
自分に聞いてくる母の顔は
不安がいっぱいの子供のような顔でした。
辛い現実ですがこれも受け止めなければいけません。

ちょっと今日は・・・まいりました。

2011年1月13日(木) ありがとうございます。

メール下さった方々ありがとうございます。
個別への返信が出来ずにいる状態ですが、
この場でお礼の言葉としてさせて下さい。

日常生活にしても、会話にしても
何の問題もなかったんですね。
ただ、物忘れが少しひどくなったかなぁ・・・
それぐらいの程度でした。

それでも昔のことはよく覚えています。
忘れるのは直近の出来事です。

くよくよしても仕方ないので
とりあえず、出来ることを
無理せずに始めようと思います。

こもり気味だった母を連れて
父と一緒に買い物に行ったり、
家の近所を散歩したり、オセロをやったり、
まず本当に簡単なことから・・・

昨日買い物に行ったお店で久しぶりに手を繋いで
嬉しかったのかなぁ・・・
母は照れたように笑っていました^^
休みだった次女も午後手を繋いで散歩したそうです。

一昨日の不安な様子の「どうだったの?」と
昨日の嬉しそうな笑顔もどちらも母の顔です。
アルツハイマーと診断されたからではありませんが、
どちらも無邪気な子供のような顔に見えました。

こんなに優しい表情なのに、
いつかは笑顔が消えてしまうんでしょうか。
父や私や孫達のことも
忘れてしまうんでしょうか・・・

記憶がなくなってしまうっていうのは悲しいです。

2011年1月20日(木) 何気ないこと

例えば、車から降りる母に手を添えてあげたり、
一緒に歩くときに手を繋いだり、
歩く歩調を合わせたり・・・
そんな何気ないことが
ごくあたり前のように出来るようになりました。

少し前なら「照れ」というものがあり、
自然に出来なかったような気がします。

散歩の時も買い物の時も
母と手を繋いでいるだけで
幸せなことなんだと思えるようになりました。

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